国立小学校受験に向けた直前からの準備方法
当ブログでは出来る限り前から着実に受験準備を進めることを推奨していますが、これから国立小学校受験の準備を始める、という方もいるかもしれませんので、そんな方に向けて「試験直前のこれから国立小学校受験の準備をする方法」について述べていきます。
国立小学校受験は抽選もあるため、抽選通るまで試験準備をしないという方もいますが、正直その状態で合格する可能性は低いです。なぜならばかなり真剣に受験準備をしてきた私立受験組や国立小学校受験準備組と5~10倍の試験合格倍率の中で戦わないといけないからです。
よって、残り2~3か月しかなかったとしても効率的に直前期のこれから準備を進めていく必要がありますし、今からでも追い上げていくことは可能です。
準備すべき順番通りに書いていきます。
1.出願校の手続き・日程確認、予定確保
流石にこのレベルから確認される方はいないかもしれませんが、まずはご自分が住んでいる住所から受けられる学校を確認します。そのうえで、受験校のウェブサイトから募集要項購入や出願、子供の試験の日程などを確認します。特に持参が必要な出願日や子供の試験日などは確実に対応できるように、休暇取得など親も事前に予定しておく必要があります。
国立小学校の各校に関するまとめ記事はこちら。
2.試験形態の確認
都内の国立小学校は6校ありますが、それぞれ試験の内容は異なります。そもそもペーパーテストがない学校、運動やペーパーの内容に特徴がある学校など、それぞれの学校ごとに特色があります。そのため、まずはその学校で何の試験が出るのか、把握する必要があります。
把握のためのオススメの書籍は下記の「教室指導者からのメッセージ」シリーズです。各校の試験内容や過去の出題傾向などが詳細に書かれています。最近は後述の「過去問とっくん」に同様の内容が記載されている学校もあります。
3.過去問題に挑戦+それによる苦手分野の把握
受験する学校や試験形態が把握出来たら、まずは過去問題にチャレンジしてみます。我が家のオススメの過去問題集は「過去問とっくん」です。これによって、どの分野ができないのか、例えば常識なのか、季節なのか、積み木なのか、シーソーなのかなどを把握します。また、運動や工作も出来るだけ本番と同じものをやってみるようにします。工作はこぐま会などで再現されたキットを販売しているので、それを購入すると本番さながらで出来るかと思います。
各試験分野の対策方法に関する記事はこちら。
4.苦手分野を個別教材で学習
過去問題に挑戦して苦手分野が把握出来たら、その特定分野にあった問題集などを使って苦手分野を潰していきます。オススメは「ひとりでとっくん365日」や「ひとりでとっくん」です。後者のひとりでとっくんは100種類の分野があり、苦手な分野ピンポイントで学習することが出来ます。
運動や工作も苦手なものが把握出来たら、それを重点的に日々練習していきます。例えばクマ歩きが苦手、ちぎりが苦手、となったら少しずつでも良いので毎日練習するようにします。すると1か月でもかなりの上達を感じられるはずです。
5.模試あるいは直前講習を受講
子供にとって受験というのは非日常であり、ぶっつけ本番で受験に挑んだ場合、子供が緊張してしまい実力を発揮できない恐れがあります。そのためにも、出来ればどこかの幼児教室で直前の模試や直前講習を受けて、雰囲気に慣れておく方が良いです。こぐま会や伸芽会、統一模試など色々な模試が存在します。
また、模試や講習の受験は集団行動や行動観察などの自宅では練習しづらいものを練習できる、苦手分野を把握できる、などの意義もあります。
(その他)親への面接、作文準備
これまでは子供の試験の準備の話をしてきましたが、筑波大学附属小学校やお茶の水女子大学附属小学校、東京学芸大学附属竹早小学校などは親も面接や作文の試験がありますので、子供の努力を無駄にしないためにも準備が必要です。(対策記事はこちら)
合格を掴み取りましょう!
【関連記事】
下記の関連記事も重要な情報ですので、併せてご覧ください。
・2023年度(2022年秋受験) 都内国立小学校受験の最新情報