共働き塾なし家庭学習で東京都内の国立小学校受験ブログ

両親共働きで塾なし家庭学習による保育園児の子供2人の東京都内の国立大学附属小学校受験の記録です。子供が計5校の試験に合格する(親が5校最終抽選を経験)という高い合格率を残せたことを踏まえ、家庭での勉強方法や役に立ったもの、国立小学校の特徴などを今後受験を検討される方のために書いていきます。

小学生の家庭学習での中学受験塾の模試の活用

f:id:ttkings:20220211173458p:plain

今回の記事では、小学生になった後の家庭学習において、「中学受験塾の模試をどう活用すべきか」について書いていきます。(基本的には小学校3年までの話です)

中学受験塾の模試の活用の意義

小学生の子供を持ち家庭学習をする家庭にとっては、子供の学習の進捗度や理解度が順調なのか否かを測ることが難しいところがありますが、その際に有用なものが、中学受験塾の公開模試です。
各塾は新規の生徒の募集等の目的で、定期的に公開模試を基本的に無料で開催しており(有料はSAPIXのみ)、それを受験することで、同学年の通塾している子供がどの程度の学習をしているのか、子供の家庭学習の進捗度合いはどうか、苦手な分野は何か、ということを把握することが出来ます。
また、大体の塾では公開模試の試験時間を使って保護者向けに中学受験の最近の動向セミナー(+塾のアピール)を開催していることが多いですので、受験する可能性のある方は情報源としても活用できます。

 

中学受験塾とは

中学受験塾とはその名の通り、中学校受験を志す子供が通う塾ですが、特定科目に強い塾や、地元に根差した塾が合ったり、個別指導系の塾があったりと、色々な種類がありますが、我が家が公開模試を受けていた塾はいわゆる大手塾の以下4つの塾となります。

大手塾は受講生も多く、定期的に公開模試を開催しているため、利用できる機会が多いかと思われます。

 

日能研の公開模試

小学校2年生から模試があり、以下のような種類の模試があります。試験の特徴としては難易度自体は高くないものの、昨今の中学受験の傾向を反映して思考力や発想する力を問うような記述式の問題が多いことが特徴です。こちらの全国テストを受けた際に最上位クラスの「トップオブマスター(TM)クラス」の招待を頂きました。

  • 全国テスト(年3回程度。6月、10月、1月)
  • 学ぶ力テスト(年1回)
  • 未来をつくる学びテスト

 

四谷大塚の公開模試

四谷大塚は最も有名な公開模試といっても過言ではない、全国統一小学生テストを開催しています。難易度は高くないものの、処理スピードが求められ、特に算数の最後の大問は難易度が高い問題が出題されます。

それ以外にも年長~小3向けにリトルスクールオープンテスト、というものがあり、年3回ぐらい開催されます。こちらは結構難易度が高めで、通塾している子供も受けるため、やや先取りしている内容も出題されます。

 

SAPIXの公開模試

SAPIXでの公開模試は、3年以下の場合は3年生向けの実力診断サピックスオープンというものぐらいで、それ以外は入室テストを兼ねた試験(有料で3,300円)を受けることが出来ます。入室テストが有料というのも他の塾には見られないもので、流石最大手といったところですね。

難易度としては実際にSAPIXに通塾している子が受けるマンスリーテストなどの問題が使われているとのことで、前半は基礎的な問題が多いですが後半は思考力が問われるやや難しめの問題が含まれます。
算数で思考力を高めるための学習としては、SPAIXが出版している「きらめき算数脳」がオススメです。

 

 

早稲田アカデミーの公開模試

チャレンジテストという名称で、年に4~5回試験があります。難易度は比較的高めです。(特に意図はありませんが)我が家は早稲田アカデミーの公開模試はあまり受けませんでした。

 

模試の具体的な活用の仕方

試験自体は対策のしようもないので、特段の準備は不要ですが、とはいえ無策で出来が悪くて子供が自信をなくしても困りますので、我が家では漢字の復習と計算力という意味で百マス計算をしていました。

重要なのは試験後で、通常解答も一緒にもらえますので、終わってまだ記憶が新しいうちに、自宅で時間が足りなかった箇所があれば解いてみて、その後丸つけをします。出来なかった問題についてはどこでつまづいたかをちゃんと理解して、その後の家庭学習での学習分野に取り入れていくようにします。

もちろん成績が良かったときは子供を思いっきり褒めてあげましょう。通塾せずに高い成績が出せたということであればそれは素晴らしいことです。

 

まとめ

家庭学習で勉強を進めていく家庭にとって、基本無料で学習進捗度を測ることができる中学受験塾の模試は活用しない手はありません。家庭学習のベンチマークになりますし、うまく活用できれば子供のモチベーションにもなります。
ただ、注意しないといけない点は、勿論家庭学習で勉強を進めている場合、通塾組と比べて進度が遅い場合もあるので、難易度が高いと感じる可能性もある点です。
結果に一喜一憂するのではなく、模試の結果から家庭学習で弱い部分を把握して、強化していくためのきっかけとすることが重要です。

 

【関連記事】

もしよろしければ関連する以下の記事も併せてご覧ください。

小学生になってからの学習状況と全国統一小学生テストの結果
全国統一小学生テストの概要と勉強法
国立小学校受験に役に立つ本、グッズ総集編①