東京学芸大学附属小学校の併願について
今回は国立小学校受験における「東京学芸大学附属の小学校の併願」について記事を書いていきたいと思います。
これまでも述べてきたとおりですが、東京都に東京学芸大学系の附属小学校は、学芸大竹早、学芸大世田谷、学芸大大泉、学芸大小金井、の4校があります。
各校の通学区域は以下の通りとなっています。
・学芸大竹早
⇒23区内
・学芸大世田谷
⇒世田谷区、目黒区、大田区の指定された地域
・学芸大大泉
⇒自宅から学校まで40分以内で通学できる地域(ただし転居を約束すれば地域外でも可能)
・学芸大小金井
⇒昭島市、国立市、小金井市、国分寺市、小平市、立川市、調布市、西東京市、東久留米市、東村山市、日野市、府中市、三鷹市、武蔵野市、杉並区、中野区、および40分以内で通学可能な稲城市、清瀬市、八王子市、東大和市、福生市、世田谷区、練馬区、新宿区の一部
よって、23区居住者などは複数の学校に出願できることになりますが、基本的にこの4校は全て受験日が同日のため、全てを受験することは出来ず、試験時間や移動時間を考慮すると、最大で2校が併願可能な学校になるかと思います。
我が家では学芸大竹早、学芸大小金井、学芸大大泉の3校について併願をしましたので、その経験から併願の方法を書いていきたいと思います。(ただし、例えば2021年度は学芸大小金井がコロナの影響もあり試験日を1日のみに変更するなど、受験日程などは毎年変わる可能性があり、今後も併願できるか分かりませんので、毎年の状況を見て出願してください)
併願したい場合は、基本的には一校を早い時間での受験、もう一校を遅めの時間帯の受験になるように調整していきます。基本的には早めに出願した場合には早い時間帯での受験、遅めに出願した場合には遅めの時間帯での受験となるため、それを前提に出願を進めていきます。
この3校ですが、学芸大竹早と学芸大大泉は1次抽選があり、学芸大小金井は1次抽選がありません。よって、時間調整が必要な子供の試験という意味では、基本的には学芸大小金井の出願のタイミングが早く、学芸大竹早と学芸大大泉の出願のタイミングが後となります。
また、考慮すべきポイントはどちらの志望度合いが高いか、です。やはり一日で二校受験するのは子供にとってかなり負担になるので、より志望度合いが高い方が先に受験できるように調整する方が良いかと思います。
例えば、学芸大小金井が志望度合いが高く、学芸大竹早と併願をしたい場合には、学芸大学小金井については出願の際に早いタイミングで出願し、学芸大竹早を遅めに出願する、という形になります。
学芸大小金井は郵送で出願ですが、学芸大竹早と学芸大大泉については持参での出願ですので、その点出願の方法にも留意が必要です。(郵送の場合は所在地近くの郵便局の本局に持ち込む方が早いという噂もありましたが、我が家ではそこまではしなかったため真偽は分かりません)
また、併願となると当日の昼食をどこでとるか、移動の時間がどれくらい掛かるか、子供をどこで休ませるか、などを事前に入念に検討しておく必要があります。加えて、口頭試問などで間違えのないように、子供にも自分が今どの学校の試験を受けているかしっかりと理解させる必要もあります。(併願時の受験当日のスケジュールについての記事はこちら)
なお、我が家ではこの方法で過去2人の子どもで併願出来ましたが、コロナ禍で試験日程や試験時間も変更になっているため、試験日程をチェックして慎重に出願するようお願い致します。
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