筑波大学附属小学校のペーパー対策
以前に国立小学校受験においてどの試験分野が重要か、という記事を書きました。その記事はこちら。
その中ではペーパーは差がつかない項目として、やや重要性が劣る、というような書き方をしましたが、これは筑波大学附属小学校については当てはまりません。そこで、今回は「筑波大学附属小学校のペーパー対策」の記事を書いていきます。
筑波大学附属小学校のペーパー対策
なぜならば、筑波大学附属のペーパーは他の国立小学校のように基礎的な知識などを問うものではなく、比較的複雑かつスピードを求められる図形系の問題が出される点と、お話の記憶についても他の小学校比較で、かなり長文の出題が行われる点で、別途特有の対策をすることが必要となります。
図形系の問題の対策
まず、図形系の問題の対策ですが、まずは基礎となる回転図形、位置の対応、重ね図形、点図形を満遍なく基礎的に理解することが重要です。
ある程度基礎がついているようであれば、筑波大学附属小学校の過去問題集を購入して過去出題されたものを一通り解かせてみると良いかと思います。その中で間違いが多いものや、標準となる時間設定と比較して著しく遅いものがあれば、それについては個別に基礎から勉強しなおす、という形が良いかと思います。個別分野ごとの勉強はひとりでとっくんの個別冊子が良いかと思います。(ひとりでとっくんの「図形」関連の記事はこちら)
過去問自体は有用ではありますが、例えば解き方を子供が覚えてしまうようなレベルですと、むしろ本番に見慣れない問題が出た時に混乱してしまうため、あまり同じ問題を繰り返し解くのではなく、色々なパターンを経験させつつ、基礎を重視する学習の方が良いかと思います。なお、本番は最初に例題として先生が解き方を説明してくれますので、その話をしっかり聞いて理解する力も求められます。
ちなみに、この図形系の問題は繰り返し解いていると飽きてしまうので、親も一緒に解いてスピード勝負、という形で毎回時間を計って、どれくらい速く解けるようになったかを競っていると、自然に出来るようになってくるかと思います。
また、2021年度は図形以外にも数量関連の問題が出たグループがあったということなので、図形だけでなく他の分野もバランスよく練習しておく方が良いかと思われます。
お話の記憶
お話の記憶については、筑波の問題はお話が長いことが特徴ですが、逆に言うと単なる暗記ではなく、お話のストーリーを捉えられれば記憶しやすいとも言えます。ただし、その対策は付け焼刃では難しく、普段から読み聞かせや読書などと併せて、お話を聞きながら場面をイメージして結び付けて記憶するように練習をしていく必要があります。(お話の記憶対策の記事はこちら)
その他の試験分野の対策
筑波では子供の2次試験中に親が待機中に「作文」を書く必要がありますが、その対策に関する記事は以下です。
その他の試験分野である「運動」の家庭での対策準備に関する記事は以下です。
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