共働き塾なし家庭学習で東京都内の国立小学校受験ブログ

両親共働きで塾なし家庭学習による保育園児の子供2人の東京都内の国立大学附属小学校受験の記録です。子供が計5校の試験に合格する(親が5校最終抽選を経験)という高い合格率を残せたことを踏まえ、家庭での勉強方法や役に立ったもの、国立小学校の特徴などを今後受験を検討される方のために書いていきます。

国立小学校受験に保育園児は不利なのか?

今回は、国立小学校受験を志すにあたって、「保育園児は不利なのか」、という点について記載していきたいと思います。

散歩する保育園児と保育園の先生

 小学校受験を検討するにあたって保育園児は幼稚園児と比べて不利なのではないか、という点は気になる点だと思います。

 

これを考えていくには、いくつか検討の観点があるかと思います。

 

①受験勉強に掛けられる時間

保育園児は幼稚園児と比較して、園での生活が長くなります。保育園児の場合、両親が共働きとなるため、必然的に平日に塾通いするなどといったことは出来ないことになり、塾通いや模試受験などの場合も土日に行うことになります。つまり絶対的な勉強時間が幼稚園児と比較して足りないこととなります。

⇒この点ですが、勿論長い時間受験準備に時間を使えることはメリットではありますが、個人的な感覚ですが、少なくとも国立小学校受験においては、試験で対応が必要な範囲は限られており、平日に足繁く塾に通わなくとも十分対応可能な範囲と考えており、保育園児でも不利にならないと思っております。

 

②保育園と幼稚園それぞれの過ごし方

保育園はその名の通り、保育をするための施設ですので、小学校への進学準備のために特別な勉強をしたりすることはありません。一方、幼稚園についてはある程度決まったスケジュールの中で、勉強などもしていきます。

⇒確かに園で勉強など教えてもらえることは良い点ではありますが、保育園児は保育園で長い時間を過ごすことで、子供同士の接し方やトラブルの解消方法など、ある意味社会性を学ぶことになり、この経験は行動観察などでも活きてくると思っています。

 

③(保育園と幼稚園の差そのものではないですが)保育園で両親が共働きの場合の小学校生活への影響

これについては、親への面談やアンケートなどでも問われる点ですが、むしろ小学校に入学した後に、親がちゃんとコミットして役員活動などに携われるか、という点です。

⇒これは親が小学校入学後はしっかりと学校活動に参加できることを説明できれば問題ないと思います。働いている会社の子供の学校行事への参加などへの理解、裁量の度合いなどを説明する方が良いかと思われます。

 

細かく書いてきましたが、我が家も保育園児ですが、合格された方を見ていても相当数保育園の方はいます。

保育園児は幼稚園児と比較して全く不利ではない、とまで言い切ることは難しいですが、国立小学校は実践的な研究という趣旨からも、周到に受験準備された方を望んでいるわけではないと思いますので、保育園での生活をプラスに考え、限られた時間を有効に使って家庭で受験準備をしていけば、合格レベルまで問題なく準備していくことは出来ると思っております。

 

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