共働き塾なし家庭学習で東京都内の国立小学校受験ブログ

両親共働きで塾なし家庭学習による保育園児の子供2人の東京都内の国立大学附属小学校受験の記録です。子供が計5校の試験に合格する(親が5校最終抽選を経験)という高い合格率を残せたことを踏まえ、家庭での勉強方法や役に立ったもの、国立小学校の特徴などを今後受験を検討される方のために書いていきます。

子供が自ら勉強するようになる家庭学習のポイント

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このブログは一貫して塾なし家庭学習のみで小学校受験や小学校生活で成果を出すことをコンセプトにして記事を書いてきていますが、今回は「子供が自ら勉強するようになる家庭学習のポイント」について書いていきます。

家庭学習を進める場合、いくら良い教材や勉強の機会を与えても、子供が自ら勉強するようにならなければ結局は本当の意味で子供の学力や大人になってから生きていく力にはなりません。その意味で、いかに子供が自分から勉強するようになるか、は重要です。

 

子供が自ら勉強するようになる家庭学習のポイント

①家庭学習をルーティン化

家庭学習が、毎日の食事や歯磨きといったものと同レベルの日常的な習慣となることが重要です。そのため、朝ご飯のあと、お風呂に入る前、などと同様に各家庭の生活の中で、毎日決まった時間に学習するようにする、ということが非常に有用です。
そうなってくると、いちいち勉強しないとと重い腰を上げる必要もなく日常のスケジュールに勉強が組み込まれていきます。

 

②親が環境を整えて準備

学習する時間だけを決めても、むやみやたらに勉強していては勉強の効果は出ません。勉強の効果を出すためには、その時々で子供が学習すべき内容を親が把握して、適切なレベルの教材を選択してあげることや周りの誘惑を減らして学習に集中できるような環境作りでが重要です。
教材選びについては例えば算数でつまづいている単元があったら、その基礎となるような計算の単元の教材を与える、学習環境について言えば周りにゲームやマンガなどが置いてあると集中できませんので、できるだけそういったものが周りに内容にします。蛇足ですが、大人の仕事においてもデスクに文字がついているものなどが置いてあると無意識にそれを脳が読んでしまい集中力が落ちるという話もあるようなので、学習環境の整備は重要です。

 

③机に座るだけが学習ではない

勉強というと机に座ってするもの、というイメージが強いですが、特に幼少期から小学生の時期は実際には机に座る以外でも沢山学ぶことが出来ます

例えば、一緒にボードゲームで遊ぶ、読書をする、お風呂に学習ポスターを貼ってお風呂に入りながらクイズをする、夕飯を食べながら時事ニュースについて意見を交わす、出かけている時に見かける看板、標識、漢字、英語や草花等でクイズを出す、子供にお遣いをさせる、親と百マス計算で競争する、などです。
特に子供が何かに関心を持っているときは、その具体的な経験をさせてあげることは非常に重要です。例えば恐竜に関心を持っていたら博物館に連れていく、宇宙に興味を持っていたらプラネタリウムに連れていってあげるなどです。
日常的に親が意識して働きかけや問いかけをすることで机に座っている以外の時間も様々な学びの機会となります。

 

④勉強の動機づけ

どうやって勉強をしたい気持ちにさせるか、ということですが、幼少期などは最初は勉強したらシールを貼ってもらえる、などといったご褒美を活用する形でもいいと思います。

ただし、それを続けているとご褒美がないと学習できないことになっていきますので、徐々に知的探究心や達成感などを動機にしていく必要があります。
知的探求心については、本ブログでも紹介していますが(算数を好きになる本の記事はこちら)、いわゆる勉強本以外に学習の意義や奥深さを知ってもらうような書籍を与えたり、あるいは博物館などに行って学ぶということも意味があるかと思います。
達成感については、特に家庭学習の場合は達成感や成功体験を味わう機会が少ないため、漢字検定や算数検定といった資格試験や、全国統一小学生テストのような無料の公開模試などを活用して(全国統一小学生テストに関する記事はこちら)自分の学習の成果が見えるようにすると良いと思います。

 

⑤親も勉強する

これは子供を読書好きにする方法、の記事(その記事はこちら)でも書きましたが、親が日常的に勉強する姿を見せることは非常に重要です。
子供としてはなぜ勉強する意味があるのか、何の役に立つのか、と思うこともあると思いますが、親が大人になっても勉強する姿を見せることでいくつになっても勉強は必要なものである、と子供も理解し、自然と勉強するようになります。

 

まとめ

我が家も今では子供たちが進んで学習するようになっていますが、幼少期は上に書いたような色々な工夫をしていました。やらされて学習している内は本当の学力はつきませんので、是非子供が進んで勉強するようになるよう親として支援していきましょう。

 

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