こぐま会ひとりでとっくん 個別冊子編② 図形
今回は前回こぐま会のひとりでとっくんの個別冊子の「常識」分野について記事を書きましたが(そちらの「常識」分野の記事はこちら)、今回は個別冊子の「図形」関連について書いていきたいと思います。
「図形」関連の勉強は、国立小学校の受験においては、筑波大学附属小学校において頻出の領域であり、筑波大学附属小学校合格に向けては、この領域をマスターすることが重要となります。
我が家が「図形」分野対策として、実際に購入したひとりでとっくんの冊子は以下となります。
・39 線対称
・47 重ね図形
・51 重ね点図形
・52 回転図形
・89 回転位置移動
・96 図形分割2
・98 図形構成
39番の「線対称」は折ってある折り紙を開くとどうなるか、という問題を基礎として、発展問題としてマス目上に線対称となる位置に印を書く、といったものがあります。特に4つ折りの折り紙などについては、実際に折り紙を使ってどの隅に切れ目があると、開いたときにどの位置に該当するか、ということを学んでいくと理解が早いかと思います。
47番の「重ね図形」と、51番の「重ね点図形」は、基礎的なものとしては別々の紙に描かれた図形を上下そのまま重ねるものです。発展問題として、半分のところで上下や左右に折って重ねる方法もあり、その場合は上記の線対称的な要素も入ってくるため、応用問題になるといえます。
52番の「回転図形」は、ある絵柄が回転した場合にどのような形になるか答えるものです。89番の「回転位置移動」がその発展形であり、マス目の中に色々な形が描かれた形全体が回転した場合に、マス目の中にある形がどの位置になるかを推察する問題です。筑波などで問われるのはこの回転位置移動ですが、子供にとって視点を変えて位置を特定する作業は難しいため、まずは基礎的な回転図形を学んだうえで取り組む方が良いかと思います。
96番の「図形分割2」(図形分割1は簡単そうだったので購入しませんでした)、と98番の「図形構成」は表裏セットのもので、図形分割では、分割線を描いたり、図形を分割した時に出る形を選ぶ、などを学びます。一方図形構成では、どのパーツとどのパーツがくっつくと一つの図形になるか、を学びます。どちらかというと図形構成の方が問題としては簡単かとは思いますが、図形分割とセットで学ぶことで学習が進むかと思います。
筑波大学附属小学校を目指す方で、もし図形に苦手な分野があるようでしたら、このひとりでとっくんの特定分野の冊子を活用して、基礎からマスターしていくことをオススメします。
【関連記事】
併せて関連する以下の記事もよろしければご覧ください。
・小学校受験に役に立つものシリーズ① こぐま会ひとりでとっくん
・ 小学校受験に役に立つものシリーズ⑪ こぐま会ひとりでとっくんアプリ