コロナ禍の都内国立小学校の抽選倍率に思うこと
以前に都内国立小学校の抽選について記事を書きましたが、コロナ禍の2021年度(2020年秋実施)の国立小学校の試験ではほとんどの学校で1次抽選の通過確率が低下(抽選倍率が上昇)しました。(国立小学校の1次抽選に関する記事はこちら)
今回はそのような抽選確率が下がった状態について私見ですが、思うことをつらつらと書いていきたいと思います。

具体的に言うと、特に抽選が厳しくなった学校は筑波大学附属小学校、お茶の水女子大学附属小学校、東京学芸大学附属竹早小学校、の茗荷谷3校ですが、
これは勿論コロナ禍において、子供が受ける2次試験について、可能な限り受験者数を減らし密な状態を避けて、感染リスクを減らした状態で試験をするためのやむを得ない処置だったかと思います。
ただし、この結果、上記茗荷谷3校については過去と比較して、実際に受験出来た子供が半分程度になっていることは事実です。
こうなってくるとそもそも国立小学校の本試験(ここでは子供が受ける2次試験を指します)を受けられること自体が運の要素が大きい、ということになり、特に国立小学校をメインに受験を考えている家庭にとって、そもそも時間を掛けて受験準備をしていても、受験できない可能性が高いのであれば、勉強するモチベーション・意義が持てなくなってしまいます。
首都圏の国立小学校の受験者は、年間13,000~14,000人とも言われ、これは首都圏に住む子供の7人~8人に1人が志願する計算となり、もちろん全く勉強しない記念受験者もいるとは思いますが、この志願者の内の一定人数が幼児期に国立小学校受験に向けて相応の勉強をするだけでも(仮に国立小学校に入らずに公立小学校に入学するとしても)、首都圏に在住する幼児への教育効果としては意義があるのではないかと思っております。
よって、今後のコロナウイルスの状況次第だとは思われますが、今後は、国立小学校の1次抽選の通過確率が少なくとも元の状態程度に戻り、多くの子供が国立小学校受験を一つの目標として学習習慣をつけた上で小学校に入学していくような状況になってほしいと思います。そうすることで、単に国立小学校のためだけではなくて、広く公立を含めた子供の就学前の学習準備としても好影響があるのではないかと思っており、切に多くの子供に受験の機会を与える仕組みとなってほしいと考えております。
また、少し話が逸れますが、国立小学校はそもそも公平に子供を選抜する必要があるので、極論抽選だけで決めればいいのではないか、という議論もあるようですが、個人的にはそれは違うのではないかと思っております。
まず、国立小学校はあるべき教育に関する研究を行う機関である以上、研究成果を出すためには、入学する子供は誰でも良いということではなく、研究の対象(というと表現が良くないですが)として相応しい子供を選抜する必要があり、それには一定の基礎的な学力あるいはその素養があり、かつ心身ともに検討で、受け答えがしっかりできる子、ということは求められる要件かと思います。
よって、私立小学校ほどではないにしても、国立小学校受験のために一定の学習習慣をつけて基礎的な能力を身に着けた子供を選抜することは理に適っているかと思います。
勝手な雑感をつらつら書いてしまいましたが、来年度以降もたくさんの子供が国立小学校受験にチャレンジ出来ることを願っています。
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