共働き塾なし家庭学習で東京都内の国立小学校受験ブログ

両親共働きで塾なし家庭学習による保育園児の子供2人の東京都内の国立大学附属小学校受験の記録です。子供が計5校の試験に合格する(親が5校最終抽選を経験)という高い合格率を残せたことを踏まえ、家庭での勉強方法や役に立ったもの、国立小学校の特徴などを今後受験を検討される方のために書いていきます。

国立小学校受験では受験番号は早い方が有利なのか?

今回は国立小学校受験で時折話題になる、「受験番号は早い方が有利なのか」という点について書いていきたいと思います。(誤解なきようにですが、これ自体はあくまで我が家の限られた経験に基づく推察で、公表されているものでもありませんし、あくまでそういう意見もある、という程度で理解頂ければと思います)

受験の試験会場

 国立小学校受験では、出願のタイミングによって受験番号が決まります。特にコロナ禍の前においては、直接学校に持参して出願するスタイルであったため、出願のタイミングをコントロールすることができたため、受験番号もある程度自分でコントロール出来ました。

 

その最たる例が、筑波大学附属小学校の2次出願のための行列です。もはや国立小学校受験の風物詩の一つようなものです。早朝から出願のために行列をし、寒空の中、数時間は並ぶことになります。先に出願となる女子の場合は始発の時間ぐらいから並んでいます。(ただし、2021年度はコロナ禍でオンライン出願となりましたので風物詩はなくなりました。今後はどうなるでしょうか。)

 

そのような中で良く話題になるのが、受験番号が早い方が有利=合格率が高いのではないか、ということです。

合格者の番号を記録した他ブログなどもいくつかあり、確かにその結果を見ると、前半の方が合格率が高く、後半の方が合格率が低く見えるものもあります。

 

これにはいくつかの原因が考えられます。

まず一つ目は、早い番号に出願する方は国立小学校の志望度合いが高く、かなり準備をしている層が多いため、合格率も高いというものです。これは戦略的な意味もあり、あまり遅い番号だと記念受験層の子供と当たってしまい、集団行動などでペースを乱されてしまい本来の力を発揮できない、など想定外の事態を避けて、験準備をしてきた真剣な層の中で試験を受ける、という意味もあると思います。

二つ目は、遅い番号の場合は、そもそも志望度合いが低い、あるいは私立受験組で終了している家庭など、当日に試験を受けに来ない人の率が高い、というものです。

 

このような中で、敢えて逆張りで、後ろの方の番号にした上で、集団の中で光って合格を勝ち取る、という考えをする方もいるようです。

 

ここからは過去の我が家の経験からの体感ですので、ご参考までですが、我が家では合格した5校いずれも早すぎも遅すぎもしない番号で合格しているので、何が何でも早い番号で、という必要はないと思っています。一方で、各校の合格発表をかなりの数見に行きましたが、確かにいくつかのケースではかなり合格者数が偏っている(辞退者がさほどいなかったにも関わらず、一定の番号以降はほぼ合格者数がいないケースなど)と感じたこともあります。

国立小学校では勿論平等な選抜が行われているとは思いますが、私立小学校と違い、入学者数ぴったりの合格者数しか出さないことこからも、志望度合いが高い生徒に合格を出したい、というのは学校側の考えとしても自然なのではないかと思います。よって、志望度合いの差(目には見えませんが)が何らかの形で選考結果に影響があってもおかしくはないとは思われます。

 

よって、個人的には早い番号で出願するから合格率が高い、という単純な話はないとは思っていますが、一方で、特に遅く出願する意図がないのであれば(この点は別途記事を書きますが併願の場合は考慮が必要です)、敢えて遅い番号で出願する必要もないと思いますので、出来るだけ早め~真ん中ぐらいの受験番号になるように出願する方が良いかと思っています。(ただ、今後郵送やWeb出願がメインになってくれば、あまり気にする必要もなくなってくるかもしれません)

 

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