小学校受験に役に立つものシリーズ⑩ 生き物の世話
今回の小学校受験に役に立つものシリーズですが、役に立つものというよりは体験ではありますが、「生き物の世話をする」、ということは非常に重要な体験と考えています。
過去には筑波で、ザリガニを手で掴む、なんていう試験が出たこともあったようですが、今はそこまでの直接的な課題は出ないかもしれませんが、生き物を育てた経験というのは間接的であっても受験に活きてくると思っています。
我が家では金魚やカブトムシ、ザリガニなどを日常的に飼っており、子供が主体的になって世話をしています。その他にも親族の家が猫や犬を飼っていたり、それ以外も小さいころから水族館や動物園には年間パスポートを買って頻繁に通っていたので、動物や生き物は身近な存在でした。
生き物を育てるということは、普段は子供は育ててもらう立場である一方で、他の生き物を育てるということは、子供が自ら世話をしないとその生き物が生きられないという意味で全く新しい体験をすることになります。
日々餌を与えたり、掃除をしたりしていると愛着がわいてきますし、責任感もついてきます。生き物の調子が良くない、となれば餌を工夫したり、調べて環境を変えたり、工夫をしながら育てていくことになります。当然ながら、そうしていると虫や生き物への関心も高くなり、苦手意識などもなくなるでしょう。
また、悲しい話ではありますが、生き物を育てている以上、生き物が死んでしまう局面も経験することになります。子供ながらに生き物の生死、限りある命の中で人生を全うしていく、ということの一端を感じる経験ともなります。
よって、生き物を育てるということは、子供にとって遊びや試験勉強と異なり、責任感をもって他の命を守り育てる、という経験をできる貴重な機会だと思いますので、是非ご家庭でも機会があれば生き物の世話をする機会を作ると良いかと思います。
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