共働き塾なし家庭学習で東京都内の国立小学校受験ブログ

両親共働きで塾なし家庭学習による保育園児の子供2人の東京都内の国立大学附属小学校受験の記録です。子供が計5校の試験に合格する(親が5校最終抽選を経験)という高い合格率を残せたことを踏まえ、家庭での勉強方法や役に立ったもの、国立小学校の特徴などを今後受験を検討される方のために書いていきます。

国立小学校受験に生まれ月の影響はあるのか?早生まれは不利なのか?

小学校受験を検討していく中で、「生まれ月が影響があるのか」、という点は気になるところだと思います。特に早生まれの子供を持っている家庭としては保育園や幼稚園でも他の子との発育の差などを目の当たりにして、小学校受験をしても不利になってしまうのではないか、と思うこともあると思います。

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 確かに、まだ生まれて5~6年しか経っていない子供ですので、生まれた月の違いによって最大1歳程度の差となると、実際に発育の差は大きいものとなります。実際に運動能力や言語能力などについてもかなり差が出てしまうことは事実であり、残念ながらその差を埋めることは容易でないと思います。

 

このような生まれ月の差について、都内の国立小学校については、試験の過程で明確に生まれ月を考慮している学校と、そうでない学校があります

明確に生まれ月を考慮している学校としては、筑波大学附属小学校お茶の水女子大学附属小学校が挙げられます。

この2校については、Aグループを4月~7月生まれ、Bグループを8~11月、Cグループを12~3月生まれ、として区分して取り扱っており、試験自体もそれぞれのグループに分かれて実施し、試験内容自体もグループごとに異なるもの(基本的には月齢に応じて難易度を調整する)となっています。

よって、この場合は各生まれ月ごとのグループごとに選抜されることになるので、特に早生まれだから、などの理由で不利に取り扱われることはなく、平等に選考してもらえます。

 

一方で、その他の都内の学芸大系の学校については、このような生まれ月を区分しない形で試験は実施されています。このような学校の選考の場合には、月齢の高い子供が圧倒的に有利になってしまい、早生まれの子供などのは不利になってしまうのでしょうか。

もちろん公に発表されているわけではありませんので個人的な推測の域を超えませんが、とある国立小学校の生まれ月が前半に極端に偏っており、早生まれの子供がほとんどいない、などという話は聞いたことがありません。また、国立小学校の目的でもある実践的な研究という観点からしても月齢に偏らない幅広い生徒を選考するのが自然かと思います。

よって、個人的な見解ですが(試験は月齢を区分せずに実施されていたとしても)結局は生まれ月が区分されている学校と同様に、生まれ月については一定の考慮がなされた上で、月齢による差が一定程度平準化されるように選考が行われているのではないかと思っています。

ただし、過去複数校を受験した際に月齢区分別の受験者数を見てきた体感値としては、そもそも早生まれの子の方が受験者数自体が少ない傾向があるように思われるため、その結果として合格する人数が少ないということはあるかと思っています。

 

よって、大事なことは早生まれなどであっても(そうでなくとも)、それをもって諦めたり、他の子供と比較するのではなく、自分の子供の成長段階に応じて一歩一歩学習を進めていくことが重要かと思います。

 

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