共働き塾なし家庭学習で東京都内の国立小学校受験ブログ

両親共働きで塾なし家庭学習による保育園児の子供2人の東京都内の国立大学附属小学校受験の記録です。子供が計5校の試験に合格する(親が5校最終抽選を経験)という高い合格率を残せたことを踏まえ、家庭での勉強方法や役に立ったもの、国立小学校の特徴などを今後受験を検討される方のために書いていきます。

小学校受験勉強においてなぜ具体物が重要か

小学校受験の勉強について、今回は「具体物での勉強の重要性」について述べていきたいと思います。

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 小学校受験においては、子供の年齢ではまだ実際に自身では経験したことがない、あるいは見たことがないようなものに関する問題に対して、回答しなければいけないような場面があり、そのようなものをどのように学んでいくかが重要となります。

もちろん、試験に出るようなすべての行事や動物、虫、花、食べ物などを経験したり、実物を見たり、触ったりする経験を出来ればいいですが、出来る限りそのような経験が出来るように工夫したとしても、普通の生活をしていては、ましてや共働き家庭では中々そういった時間をとることも難しいです。

 

そういった時に重要となることが、子供が見たことのないものが出てきた度に、Youtubeやネット上で検索して具体的な映像や動画を見せることです。一昔前であれば、具体的なものを見せるために図鑑から探す、図書館に行って調べるなど苦労が必要だったかもしれませんが、今の時代であれば手に取って触ることまでは出来ずとも、どのような形、色、動き方、音なのか、などは自宅に居ながら見ることが出来ます。

 

我が家では、見たことのない動物や花、虫、楽器の音などを理解してもらうために良くYoutubeで動画を探していました。それ以外にも、昔話なども絵本を手に入れて読めれば一番ですが、Youtube上でも優良な昔ばなしの動画がたくさんありますので、それを見せて登場人物やストーリーなどを教えました。

 

また、それ以外の勉強の局面においても、出来るだけ具体的に行動をしてみることが重要です。例えば鏡映像、というのは一つのペーパーの分野ですが(鏡に映っている正しい絵を選ぶ、など)、実際に鏡に映してみてどうなるか、を試してみることが一番手っ取り早いですし、印象にも残ります。

これは実際の積み木を使ってみて数を数える、水に浮かぶものと浮かばないものを実際に水に浮かべてみる、シーソーでどちらに傾くか公園に行って試してみる、などなど例を挙げればキリがないですが、大事なことは、供がこの分野は理解していないな、と思ったら、何か具体的な体験をさせてあげるように親が工夫してあげることです。

子供が理解できていないな、と思ったら、ペーパーだけではなく具体的なものを使って例示して体験させてあげることが重要です。大人でもそうですが、単に本を読んだだけより、実際の体験を通じて知ったものや、手を動かして経験した方が、記憶に定着しやすいです。

 

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