家庭学習組の小学校受験模試の活用方法②
少し間が空いてしまいましたが、家庭学習組にとっての「模試の活用方法」の続編です。
家庭学習組にとって模試が非常に重要なのは、家庭では練習できないことを経験できる貴重な機会だからです。
まず重要なことは試験自体に場慣れ出来ることです。いくら優秀な子供でも突然試験の場でちゃんとしたパフォーマンスを出せるかと言われると、慣れていないと難しいと思います。これは中学受験、高校受験、大学受験の模擬試験でも、部活動の練習試合でも、何でも同じで大事な本番の試験に向けて、模擬的な試験を受けて場慣れすることは重要です。
次に重要なことは家庭ではできない、集団活動や行動観察について経験でき、かつ他人の目からコメントを貰えることです。
行動観察については、我が家も初期の頃は、手をもじもじしています、机に寄りかかっています、足をブラブラしています、などの指摘を頂き、家では見つけられないような行動を指摘頂き、改善することが出来ました。
集団活動も同様です。我が家は保育園で子供同士の集団生活はしていたものの、試験という場で当初はいきなり初対面の子供たちと活動することに戸惑っていたようでした。慣れていくためには場数が必要ですので、このような模試を通じて慣れていき、他の子にどういう声掛けをするか、自ら提案をしたり、他の子を助けたりするか、ということが自然にできるようになっていきました。
その他に受けた模試として「伸芽会」の模試がありますが、こちらは回数としては数回しか受けていませんが、むしろ年中の終わりごろから年長の初期に、周囲の通塾組のレベル感を理解するためにも受験していました。特に行動観察や絵画などは訓練している私立受験組の子供には敵いませんが、国立小学校受験において重要度は低いですので気にする必要はありません。むしろペーパーや運動、工作などについて、家庭学習の結果として同等レベルになっているか、確認することがメインです。この領域については自宅学習だけでも十分私立受験組と変わらない水準まで持っていけると思います。
夏以降は個別の志望校対策中心になっていくので受験する必要はないかと思います。
「統一模試」についても数回受験しましたが、こちらは受験者数が年間1万人以上と非常に多いことで有名な個人塾などの子供が全国で受験する模試です。私立小学校から実際に提供される問題が出題されたり、とペーパーについてはかなり幅広い問題が出ることが特徴で、我が家では問題自体が出来ることが重要というよりは、多様な問題を経験することで、仮に国立小学校受験の本番で今までと傾向が違う問題が出たときにも柔軟に対応できるように、という趣旨で受験させていました。
統一模試については受験時間中に同時に保護者向けに行われる最新動向のセミナーも非常に有用で、国立小学校の受験に関するセミナーについては我が家もかなり参考にさせて頂きました。
我が家が受験した模試の結果に関する記事は以下で纏めていますのでご覧下さい。
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