国立小学校受験に向けた巧緻性(工作)の家庭学習方法
以前に小学校受験に向けて、自宅では練習しづらい運動に関して、どのように自宅で練習するかを述べましたが、今回は同様に自宅で練習しづらい「巧緻性(工作)」について、どのように自宅で家庭学習するか、述べていきます。(自宅でできる運動の練習方法に関する記事はこちら)
持論ですが、運動と工作はかなり他の子供と差がつく、かつ直前の付け焼刃ではどうしようもない領域なので、準備期間をちゃんととってトレーニングしていく必要がある領域だと思います。
そうなってくると日常的にどの程度工作を練習していたか、が重要になってきます。我が家では子供が工作好きだったこともあり、日常的に余った段ボールや折り紙、チラシ、新聞などで、ハサミ、ノリ、テープなどを自由に使い、好きに工作をしていました。粘土なども勝手にシートをひいて遊んだりしていました。
その他手先という意味ではアイロンビーズなども好んでやっていました。その他レゴやLaQといったパズル系も想像力と手先を鍛えるのに有用なのではと思います。LaQはレゴなどよりも複雑なものも作れるので子供も集中して作ってますね。そのような子供が日常的に自然に工作などに取り組めるような環境づくりが重要かと思います。
試験に直結するという意味では、こぐまなでしこ会が出している過去の筑波大学附属小学校とお茶の水女子大学附属小学校の工作課題を再現した指示制作キットが販売されていますが、これはDVDつきで指示も聞けるため、本番のレベルを体験するのに非常に有用でした。
なお、普通の工作では中々しないものの、試験上重要で、別途練習が必要なものが、「ちぎり」と「ちょうちょ結び」です。
「ちぎり」については普通の工作では中々しない行為なので、これだけは意識的に早めから練習しておく必要があります。特にちぎりは出来る子と出来ない子(というよりは練習した子と練習していない子)の差が相当大きいところで、これが本番の工作のスピードに影響があったと思える時もありました。やればやるほどスピードも綺麗さも変わってきますので、これは単にどれだけ経験するか、かと思います。親と勝負しよう、といって一緒にやるといいかと思います。また、ちぎりと併せて、「割く」もできるようになっておいた方が良いかと思います。割くは単に丁寧な紙の折り方と、紙の抑え方を教えてあげれば簡単にできるようになります。
「ちょうちょ結び」も出来るようになると簡単ですが、最初は紐の通し方など覚えないと混乱してしまうので、親が子供の手をとってやり方を見せてあげるやり方で何回かやれば出来るようになると思います。我が家では年中の頃から親とお揃いの靴を履くというモチベーションで紐の靴を履かせていたので、すぐに自分でちょうちょ結びが出来るようになりました。筑波を中心にちょうちょ結びは必須項目かと思います。
こぐま会の指示制作セットは下記リンク先です。
また、筑波大学附属小学校から出版されている「筑波の図画工作」という書籍は、国立相が出版しているもので具体的な工作のアイディアや材料の活用法など、先生方の考えを知ることが出来る書籍です。
その他「LaQ」も幼少期に手先の器用さを養うのにオススメなおもちゃです。
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