共働き塾なし家庭学習で東京都内の国立小学校受験ブログ

両親共働きで塾なし家庭学習による保育園児の子供2人の東京都内の国立大学附属小学校受験の記録です。子供が計5校の試験に合格する(親が5校最終抽選を経験)という高い合格率を残せたことを踏まえ、家庭での勉強方法や役に立ったもの、国立小学校の特徴などを今後受験を検討される方のために書いていきます。

国立小学校受験の受験対策の勉強はいつ始めたら良いのか?

家庭学習にて国立小学校受験を検討する場合に「いつ頃から勉強を始めれば良いか」、ということですが、2人の子供の東京都内の国立小学校受験を経験してみて、それぞれ少し異なる時期から勉強を始めた経験から述べていきたいと思います。

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我が家の実際の受験勉強の開始時期

まず上の子は、小学校受験を志したきっかけのところでも少し記載しましたが、年中の冬に初めて受験ということを考え始め、実際に勉強をし始めたのは年中の2月ごろ(試験本番の9か月前ごろ)でした。

一方で、下の子については上の子での経験もあり、ある程度教材なども揃っていたため、年中の10月ごろ(試験本番の1年1か月前ごろ)からは少しずつ勉強を始めていました。

上記の開始時期を踏まえた我が家の家庭学習での国立小学校の受験結果はこちらの記事となります

 

国立小学校受験の勉強を始めるべき時期

(お受験の教室に通うような子と比べると開始が遅いとは思いますが)結論から言うと年中の冬休みぐらい(試験本番のちょうど1年前)」からは家庭学習を始めた方が良いかと思います。
もし開始が遅くなっても年中が終わるまで(受験をする年の春先=試験本番の8か月前)には勉強を始めた方が良いのではないかと思っております。

この時期に勉強を始める意義ですが、小学校受験においては季節の行事や草花、昆虫などは頻出分野ですが、この冬の時期に準備を始めることで実際に季節に纏わるものを体験しながら学ぶことが出来ます。

また、国立小学校の試験内容はさほど難易度は高くないため、過去問などを見ていると付け焼刃で1~2か月ぐらい詰め込めば合格できるように思えるかもしれませんが、以下リンク先の別記事でも書いたように実質な試験倍率は5~10倍程度はあり私立受験組も含めた中で戦うことを考えると、数か月程度の付け焼刃では競争環境の中で確度高く合格を勝ち取ることはできません。(国立小学校受験の実質的な試験倍率に関する記事はこちら

 

具体的な受験準備のスケジュール

イメージとしては以下のようなスケジュール感かと思います。

年中の冬~年中終わりの3月頃まで:家庭で基礎的なペーパーや巧緻性の基礎となる工作の経験、基礎的な運動の実施など、試験に向けた勉強の習慣を作る(ここでは勉強が嫌にならないように子供が楽しめる方法で進めることが重要)

年長の4月~6月:模擬試験など受けてみることで子供自身の立ち位置を把握する。特に基礎的なところで弱いところがないか、このタイミングでしっかりと基礎を固める

年長の7月~9月:この時期は国立小学校の試験範囲に囚われず私立レベルの難易度の高い問題などにもチャレンジさせ、応用問題にも対応できる力をつける

年長の10~11月:直前期のため、ここでは新しい勉強はせず各校の過去問などを中心に、模試などで弱かったところを重点的に勉強する。本番の直前の2週間程度は体調管理が最重要

 

特に通塾なしの家庭学習、さらに両親も共働きとなると、試験直前の時期に短期間集中して詰め込む、といったことはできないため、ゆとりをもって受験勉強準備を計画する必要があります。勉強も時間を決めて定期的に出来るといいのですが、共働きだと中々そうもいかないため、意識して隙間時間や朝の保育園通園までの時間、休日などを使って、少しずつ時間を積み上げていくことが重要だと思います。
また、ある程度時間を掛けて学習を進めていくことで単に小学校受験のための対策だけでなく、小学校入学以降の学習習慣や基礎学力にも繋がる本当の学力がつきます。(我が家の小学校入学以降の学習状況はこちら

 

ただし、上記はあくまで目安ですので、もし勉強の開始が遅れてしまっても、日々普段から子供と接する中で、色々な働きかけや新しいことへのチャレンジなどを意識的にしている家庭であれば十分追いつけると思いますので、家庭ごとに合ったペースで学習を進めることが重要かと思います。

 

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