共働き塾なし家庭学習で東京都内の国立小学校受験ブログ

両親共働きで塾なし家庭学習による保育園児の子供2人の東京都内の国立大学附属小学校受験の記録です。子供が計5校の試験に合格する(親が5校最終抽選を経験)という高い合格率を残せたことを踏まえ、家庭での勉強方法や役に立ったもの、国立小学校の特徴などを今後受験を検討される方のために書いていきます。

国立小学校受験の概要・特徴⑥(合計抽選倍率)

 これまでは国立小学校受験の1次抽選、3次抽選、そして子供の試験である2次試験の倍率について見てきましたが、「結果として各校の1次抽選と3次抽選の2回分合計の抽選の倍率・通過率がどの程度なのか」、について纏めていきたいと思います。

試験会場の学校

 まず、1次抽選の通過率のおさらいです。

  • お茶の水:15~20%(ただし2021年度は10%程度)
  • 学芸大竹早:25~30%(ただし2021年度は15%程度。2022年度も15%程度)
  • 学芸大大泉:90%(過去には抽選なしだった年も。2022年度は80%)
  • 学芸大小金井:1次抽選はなし
  • 学芸大世田谷:1次抽選はなし
  • 筑波:50%程度(ただし、2021年度は30%程度、2022年度は40%程度)

 

この後子供の試験があり、最後に3次抽選があります。3次抽選については各校多少幅はありますが、ここは概ね50~60%程度です。

よって纏めると2回の抽選を合計した通過率は以下のようになります。

 

  • お茶の水:約8~12%(ただし2021年度は4~6%程度)
  • 学芸大竹早:約13~18%(ただし2021年度は8~9%程度)
  • 学芸大大泉:約50%(ただし2021年度は90%、2022年度は80%)
  • 学芸大小金井:約50~60%
  • 学芸大世田谷:約50~60%
  • 筑波:約30%(ただし、2021年度は20~25%程度)

 

上記を見て分かる通り、学芸大系で小金井、世田谷は最初に抽選がないため、最後の抽選のみで50~60%、と比較的高い確率になっており、特に大泉は2021年度は最終抽選を行わなかったため、抽選確率は1次抽選のみで90%(2022年度も同様で80%)とほぼ子供の実力の試験となっています。

一方で茗荷谷3校については、運の要素が大きくなっており、筑波は20~30%程度で、さらに学芸大竹早やお茶の水に至っては抽選だけで10~15%とかなり厳しい確率です。特にコロナ禍の2021年度においては学芸大竹早とお茶の水2回の抽選に通った人は10%未満、となっています。

この傾向が続くか分かりませんが、個人的には国立小学校は運次第みたいな考え方は望ましくない思っており(勿論試験自体の倍率も厳しいですが)、出来れば子供が試験を受けられる機会は増やしてほしいと考えています。

 

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