共働き塾なし家庭学習で東京都内の国立小学校受験ブログ

両親共働きで塾なし家庭学習による保育園児の子供2人の東京都内の国立大学附属小学校受験の記録です。子供が計5校の試験に合格する(親が5校最終抽選を経験)という高い合格率を残せたことを踏まえ、家庭での勉強方法や役に立ったもの、国立小学校の特徴などを今後受験を検討される方のために書いていきます。

国立小学校受験の概要・特徴②(募集人数と最終合格人数と総合倍率)

今回は国立小学校受験のイメージを掴むために、「各校の応募者数と最終の合格人数」を見ていきます。

受験の会場

 まず各学校の応募者数は以下のような状況です。筑波は全国で一番受験者数が多い学校と言われていますが、4,000人とかなりの人数です。

お茶の水女子大学附属小学校:2,700~3,000名

筑波大学附属小学校:3,800~4,000名

学芸大学附属小金井小学校:1,000~1,200名

学芸大学附属大泉小学校:1,200~1,400名

学芸大学附属竹早小学校:2,400~2,600名

学芸大学附属世田谷小学校:1,100~1,200名

 

各校とも応募者は横ばいかやや減少傾向にありましたが、コロナ禍の2021年度は応募者数が増えています。詳細な背景は不明ですが、元々国立小学校はかなりの回数学校に足を運ばないといけない点が特徴でしたが、コロナ禍でオンラインでの出願などが可能となったことにより学校に足を運ぶことなく気軽に応募が可能となった点が大きいかと思っています。あとはコロナ禍で元々公立志向の方が電車通学を前提とする国立小学校受験の意欲が高まることは考えづらいため、今後の不況も想定し私立志向の方も国立小学校への併願応募を増やしたのかと推察しています。

なお、私立小学校もかなり応募者数が増えているようで、これは国公立と比較してオンライン授業への対応などが素早く、コロナの状況が見通せない中で手厚い教育体制を評価したものと考えられます。

 

続けて、最終的な合格者数(=入学者数)は以下となります。幼稚園が併設されており内部進学のあるお茶の水学芸大竹早の入学者数が少なくなっています。

お茶の水:約50名

・筑波:128名

学芸大小金井:105名

学芸大大泉:90名

学芸大竹早:約40名

学芸大世田谷:105名

 

これらを踏まえると、応募から最終的な合格までの倍率は以下となります。

お茶の水:約55~60倍

・筑波:約30倍

学芸大小金井:約10~11倍

学芸大大泉:約13~15倍

学芸大竹早:約60~65倍

学芸大世田谷:約10~11倍

 

これだけを見ると各校かなりの倍率です。特にお茶の水学芸大竹早は100人応募してやっと2人合格するか、という世界です。これはこの2校は幼稚園からの内部進学組がいるため小学校での募集人数が少ないことによるものです。

ただし、これは表面的な倍率であり、国立小学校の特徴である抽選や記念受験者の存在などもあることから実質的な倍率を考えると少し見え方が変わってきますが、それについては次回述べていきます。

 

国立小学校受験の詳細な倍率に関する続きの記事(国立小学校の1次抽選倍率)はこちらとなります

 

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